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小動物は、とてもデリケートで、環境の変化によるストレスを感じやすい動物です。連れて帰ってしばらくは、あまり触りすぎずに様子を見るだけにします。
小動物は、犬や猫のように体や表情を使って上手く表現できません。それでも日ごろからよく観察していたり触れたりしていると、仕草や表情などから体調の変化に気づいてあげられます(普段より動きが鈍い、あまり食べないなど)。
うさぎやハムスター、モルモット、チンチラなどげっ歯類の歯は、一生伸び続けます。フードや牧草などを歯をすり合わせて食べることで自然と歯がすり減るようですが、かじり木などを与えてもいいでしょう。ストレス解消にもなります。
歯がうまくすり減らずに伸びるのを放置しておくと食べるのが困難になり、弱ってしまったり、伸びた歯で歯茎などを傷つけて化膿したりします。もし伸びてしまったら、動物病院やペットショップなどに相談してください。
ほとんどの小動物は、犬や猫のように異物を上手く吐き出すことができません。そのために胃の中に毛球ができやすいので、特に長毛種はときどきブラッシングしてあげます。
うさぎとモルモットを同じケージで飼う場合、相性が良ければ一緒でも大丈夫です。注意しなければならないのは、モルモットはビタミンCが欠けると免疫力が低下して、体が弱ったり、歩けなくなったりするので、うさぎフードと、モルモットフードの両方を用意してください(エサ入れはいっしょでもいいです)。また、キャベツ、チンゲンサイ、小松菜やさつまいも、また、バナナ、リンゴなどのフルーツなどもあげるようにしてください。うさぎもモルモットも野菜やフルーツが好物です。とくにモルモットは、「プーィ、プーィ」と催促するように鳴きます。
うさぎとうさぎ、ハムスターとハムスターなど同じ種類のもの同士を同じケージで飼育するときは、相性が悪ければケンカしたりするので、相性を観察するようにしてください。オスとメスを一緒にしたい場合は、子どもが生まれたらどうするかを考えてからにしてください。何も考えずに一緒にしておくと、どんどん増えてしまいます。
ケージは狭すぎてもストレスになるので、生体の大きさ、匹数によりタテ、ヨコとも余裕のあるものを選びましょう(ハムスター・リスケージ ・ ケージ)。また、脱走防止のためケージのすべての扉にナスカンなどでロックをしておくと安心です。
季節の変化による管理を大事にしてください。湿温計があると管理しやすくなります。ケージの置き場所として窓の近くなど、できるだけ自然の風や日の当たるところがいいです。適度な日光浴は動物の皮膚の殺菌作用にも効果があるようです。ただし真夏など強い日差しのときは、ケージの中であっても必ず日陰になる部分もつくってください。
エアコンで管理するとは直接エアコンや扇風機の風が当たりすぎないように。エアコンの温度設定などは、人間が快適と思っても動物にとっては不快だったりします。暑すぎず寒すぎず、設定は動物の状態をよく観察しながらしてください。
小動物用のクーラーマットやヒーターなどもあります。
家の中ではなして遊ばせるときは、危険な場所や物がないかの確認を。また、電気コードや電話のコードなどをひっかけたり、かじったりしないような工夫をしてください。
家の外に出して遊ばせるときは、猫やヘビ、カラスなどの外敵から守るために目が届く範囲で遊ばせるか、外敵が侵入できないように工夫されたスペースなどで遊ばせてください。それと、小動物は家の外に脱走したりすると犬や猫のようには、ほぼ帰ってこないと思ってください。
※ 野草は毒性を含んだものもあるので、あげたい時は本やネットで調べたり野草に詳しい人に聞いたりしてください。
※ 人間は大丈夫でも、動物にとっては中毒症状を起こし、症状がひどいと死んでしまう食べ物があります。
たまねぎ、ネギ、にら、ニンニク、しょうが、アボガドなどや、チョコレート、コーヒー、人間のおやつや味つけした料理などは与えないでください。
◎ 野菜を少しでも長く保存したいとき。
☆ 小松菜やチンゲンサイやサニーレタスなどの葉もの類は、根元から全体にいきわたるように水をかけてからポリ袋に入れて冷蔵庫へ。数日みずみずしさが保てます。安売りなどで少し、しな〜としていても同じような手順で保存しておくと、みずみずしさが戻ったりします。(ただし、袋の中に水がたまったままにしておくと、かえって野菜が傷みやすくなるので、中の水は捨てるようにしてください。)
☆ キャベツを1玉で購入したときは、キャベツの芯を包丁などでくりぬいてからポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると、長持ちして1枚ずつはがしやすくなります。くりぬいた芯は適当な大きさに切って、うさぎたちなどにあげてもいいし、料理に使うこともできるのでムダになりません。(レタス1玉も同じように保存できます。)
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