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うさぎのつづき ⇒
【野生のうさぎ】
野生のウサギは今も世界中にたくさんいます。もともとヨーロッパ大陸や北アフリカなどに分布していたそうですが、人間があちらこちらに放していったことで、現在はアメリカやオーストラリア、ニュージーランド、アフリカ南部など、世界中に広がっていきました。日本にいる野生のうさぎはアナウサギではなくて、一般的に野うさぎと呼ばれています。ペットとして飼われているうさぎは、ヨーロッパにいる野生のアナウサギを改良したものです。
ペットとしての歴史は広く、紀元前に地中海沿岸にたくさんいたうさぎをローマ人が飼ったのがはじまりです。ただ、当時はペットとしてではなく食用として飼われていたそうです。最初は食用として大型のうさぎがつくられました。そののち、アルビノ種、長毛種などができてペットとして飼われ始めたそうです。
アナウサギは野うさぎよりも体が小さく、名のとおり土の中にトンネルの穴を作って生活しています。穴を掘るのに適して、耳と前足は短めです。トンネルの穴は、寝るところ(子育てするところにもなります)、食べ物を保存しておくところ、トイレなどを別々の部屋をつくっています。また、ワシやタカなどにねらわれやすいので、活動するのは夕方や明け方で、昼間は穴の中で寝ています。
【うさぎの種類】
うさぎにはたくさんの種類がいますが、一般的にペットショップで見かけるのは、ペットとしては、もっともポピュラーな「ミニウサギ」と呼ばれているものです。「ミニウサギ」はうさぎの雑種で、いろいろな品種のうさぎを交配させて生まれたものです。なので、「ミニウサギ」といっても大きさも毛質も様々で、*「ミニウサギ」=「小さいウサギ」*ということではありません。
ほかにも、ピーターラビットのモデルになったといわれている、小型で耳が小さく愛らしい「ネザーランドドワーフ」、垂れ下った耳が特徴の「ロップイヤー」などをよく見かけます。
【うさぎの出産】
うさぎのメスとオスの見分け方は、生殖器と肛門の距離で見ますが、子うさぎのときは見分けにくいです。
オス・・・・・生殖器と肛門の距離が離れています。
メス・・・・・生殖器と肛門の距離が短くて裂けています。
出産が近づくと、1週間ぐらい前からメスは落ち着かなくなります(メスのうさぎにストレスがかからないようにオスのうさぎは別の場所に移したほうがいいでしょう)。
メスは出産準備にかかります。自分で牧草やワラなどを口にくわえながら巣作りを始めます。自分の毛をむしって巣に運んだりもします。
妊娠期間は、およそ1ケ月ぐらいです。
出産が近づいたら、静かな環境にしてケージに新聞紙や布などをかけてあげて、なるだけ覗き込んだりせず、水やフード、野菜などをあげるときや汚れたところを取り除くときぐらいに、そっと状態をみる程度にしてください。妊娠すると水分を必要とするので、水の補充と野菜なども普段より多めにあげてください。
出産後、子どもは毛がなく目もあいていません。気をつけることは、毛が生えるまでは子どもを素手でさわらないようにすることです。素手でさわると、母親以外のニオイが子どもに付いてしまうことで不安になり、子どもを食べてしまうことがあるからです。
毛が生えそろうまではケージも洗ったりしないほうがいいです。フードを新しくしたり、、野菜や果物などをあげたり、汚れたところを取り除いたりするぐらいにしてください。毛が生えたらほぼ大丈夫です。授乳は1日に1〜2回で5分くらいですませます。育ってきて、ちょんちょん跳ねて動くようになってきたら、様子を見ながら、ケージから出して遊ばせてください。
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